日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とマイクロソフトは5月17日、日本版SOX法施行を前に、企業内での財務報告の信頼性確保など内部統制を効率的に行うITプロセスと基盤作りを支援するために協業すると発表した。
この協業で両社は、IT全般統制を効率的に行うために、ITの管理フレームワークであるITILをベースとしたサービスを提供する。また、UNIXやWindowsの混在する環境の管理を実現するために運用管理製品を連携させる。
ITILベースの管理環境構築サービスでは、ITILベースのシステム運用管理をWindows環境で実現するMicrosoft Operations Framework(MOF)にHPのITIL関連のソリューションを適用し、「HP OpenView」と「Microsoft Systems Management Server(SMS)」および「Microsoft Operations Manager(MOM)」を組み合わせた環境構築を支援する。
製品連携では、「HP OpenView ServiceDesk(OVSD)」とSMSを連携させる専用コネクタの開発するほか、「HP OpenView Compliance Manager」と「Microsoft SharePoint Portal Server」の連携も行う。
また、両社は日本HP市ヶ谷事業所内にデモセンターを開設する。