ロココとサイバーテックは5月30日、XML技術を利用してDTPの制作自動化、省力化を実現するソリューション「MetaWorks XCS」を共同開発したと発表した。出荷は7月を予定している。
MetaWorks XCSは、ロココの開発する印刷会社、出版社向けの自動組版ソフト「MetaWorks 2.0」と、サイバーテックのXMLデータベース「Cyber Luxeon」より構成される。MetaWorks XCSは、アドビシステムズのDTPソフト「InDesign CS2」と組み合わせて使うことによって、XMLデータベース上に格納されたコンテンツデータの自動組版を可能にする。
デザインテンプレートとデータのマッピングはGUIを利用して容易に行えるため、カタログや情報誌を制作する印刷会社、出版社のほか、制作を内製化しているメーカーや流通業において制作業務の自動化、省力化を実現する。さらに、MetaWorks XCSでのコンテンツ管理は、XMLデータベースであるCyber Luxeonで行い、データの属性追加、変更、削除といった作業をシステムを停止することなく柔軟に行える。
MetaWorks XCSの価格は299万8000円、保守費用は58万円(いずれも税別)。基幹システムや既存のコンテンツ管理システムとの連携など、別途開発が必要な場合は開発サポートやSIサービスの提供も行う。