サイボウズは6月5日、日本版SOX法で求められる内部統制の構築を支援するワークフローシステムソフト「サイボウズワークフローforガルーン2」の販売を開始した。
日本版SOX法では、組織が健全に運営されるよう各業務で所定の手続きを定め、管理と監視を行う内部統制という仕組みの構築を求める。サイボウズワークフローは、「システム担当者が簡単に構築、管理でき、初心者のエンドユーザーでも簡単に使えるワークフローシステム」(サイボウズ)。特別高度な技術や知識を必要とせず、フィールドの定義から、フォームの作成、申請経路の設定まで、すべてをウェブブラウザ上のマウス操作によって行える。
サイボウズワークフローの「経路分岐」「経路変更」「経路自動選択」「アクセス権設定」「運用管理者設定」「サンプルフォーム」「携帯電話対応」といった機能を利用すると、自社に適した業務処理手順を規定できる。処理手順の管理や監視も容易に実行可能で、サイボウズでは「より健全に組織を運営することが可能になる」としている。
新規ライセンス購入時の税別価格は、ユーザー数によって異なり、50ユーザーまでが60万円、2500ユーザーから4999ユーザーが1ユーザー当たり7500円、5000ユーザー以上が別途相談となる。
また、サイボウズは、EIP型グループウェアの最新版「サイボウズガルーン2.1」の販売も6月5日に開始した。サイボウズガルーンとサイボウズワークフローはいずれも「CyDE 2」というフレームワーク上で開発された製品で、連携動作が可能である。