シマンテックは6月19日より、地方自治体向けに無償のデータプロテクト診断サービスを開始すると発表した。自治体のシステムのストレージ環境や運用方法の安定性、効率性を診断し、問題点を明確化するという。自治体向けシステム構築を手がけるジャパンシステムと共同で提供する。
米国の情報システム管理に関するフレームワーク「COBIT」に基づき、自治体のシステムについて設問による診断を行う。自治体の回答をもとにストレージ環境の可用性やデータの保全性を分析。同時にストレージ環境や運用方法がトータルコストに及ぼす影響、問題点などをポイント形式で採点する。
「(自治体側の担当者は)ストレージに関する特別な知識がなくても、現状の課題を容易に理解できる」(シマンテック)
シマンテックは診断結果をもとに、より高度なシステム評価や改善案の作成、法令順守対策/災害復旧計画にかかわるデータの管理、運用など、包括的な有償サービスを提案するという。