NECは6月23日、UML2.0に対応する分析・設計ツール「SystemDirector Application Modeler」を開発、販売活動を始めたことを発表した。
新製品は、入力編集機能「UMLエディタ」、モデルが適切かどうかを確認する「検証ツール」、UMLエディタから出力されるXMI2.0準拠のデータからCやJava、C++のソースコードを自動生成する「ジェネレータ」から構成される。上流工程の設計からソースコード生成までを一連の流れとして行うことができるため、プログラミング工程の短縮を期待できるとしている。
7月31日から出荷を開始する。価格は、モデル検証ツールが3万円、ジェネレータが50万円。UMLエディタは無償でのダウンロード提供を行う。UMLエディタは、オープンソースの開発環境であるEclipseに対応している。NECによれば、Eclipseに対応した国産初の無償ツールという。
有償ツールは、今後3年間で3000システムの開発への適用を目指し、UMLエディタは今後1年間にダウンロード1万件を目指す。