NECは11月30日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)システムの構築を支援する製品群「ActiveGlobe Process Convergence」の販売を開始した。業務モデリングからシステムの開発、運用、監視、分析までの機能を、総合的に提供するとしている。
ActiveGlobe Process Convergenceは、ビジネスプロセス定義言語WS-BPEL 2.0準拠のビジネスプロセス統合機能や、Webサービス通信機能、自律運用機能などで構成されるサービス実行基盤。オープンソース開発環境のEclipseに対応し、WS-BPEL 2.0準拠のビジネスプロセス設計などを実行可能な統合開発環境も用意する。
2006年度上期には、ビジネスプロセスの分析やモデリング/シミュレーションを実行するビジネスプロセスモデリング機能、メッセージ交換を一元的に実施するエンタープライズサービスバス機能、ビジネスプロセスの処理状況や経営データの変化を監視/分析するビジネスアクティビティ監視機能も出荷する予定だ。
税別価格は985万円から。同社では、今後3年間で300システムの販売を見込んでいる。また、12月7日から9日に東京ビッグサイトで開催されるiEXPO2005に、ActiveGlobe Process Convergenceを出展する。