アイログは7月3日、日本テレコムが「ILOG JRules」を導入した結果、データサービス受注業務を効率化し、システム開発の生産性を向上することに成功したと発表した。
日本テレコムは、サービスの複雑化や法制度の変更に迅速に対応するため、受注プロセスのシステム化を決断。適正化チェック(バリデーション)業務とプライシング業務の可視化と即応性の向上という課題を達成すべく、ILOG JRulesを採用した。
現在、日本テレコムでは、ILOG JRulesを活用し、受注のバリデーションとプライシング業務におけるビジネス・ルールの定義、可視化が行われている。結果、入力情報にエラーがないかどうかをチェックしたり、定義したビジネス・ルールに基づいた料金算出などのプロセスを自動化したりすることができるようになった。これにより、特定の個人に依存する作業や、人のミスによるチェック漏れを削減した。
システム面では、システム開発工程の16万ステップ以上のプログラムが1000程度のルールに収まり、開発工数を見込みより50%削減。さらに運用面においても、ビジネス・ルールをアプリケーションから切り離して一元管理できるようになったことで、サービスやキャンペーンの変更時に、ビジネス・ルールの変更にかかる時間を導入前より約%短縮した。
導入期間は約6カ月。