フューチャーシステムコンサルティングは7月25日、山陰合同銀行の電子稟議および営業支援システムの構築プロジェクトが開発フェーズに入ったことを発表した。2005年11月より設計作業を開始していた。
今回、フューチャーが構築するシステムは、基幹系システムや融資支援システムと連携して、案件情報登録から案件稟議の回付・決裁までを一貫した業務フローで行うための電子稟議および営業支援システム。電子稟議と営業支援を一体化したことが特徴だ。フューチャーが独自に開発した「フューチャーコンポーネント」と呼ばれるアーキテクチャでシステムが構成される。
山陰合同銀行は、稟議システムを中心とした融資関連業務のシステム化により、営業店事務の効率化、堅確化、標準化、そして推進業務へのリソース投入増加を目指す。具体的な効果として、情報漏洩リスクの軽減、営業店事務の合理化・効率化、管理業務の厳正化・負担軽減、融資事務の標準化、融資申込へのクイックレスポンス、コスト削減、および事務負担軽減による推進業務へのリソースの投入などを期待している。