日立製作所は3月24日、山陰合同銀行が生体認証による本人確認の仕組みとして、日立の指静脈認証技術を採用したことを発表した。2006年5月15日より、指静脈認証に対応した「ICキャッシュカードの受付、発行を開始し、同カードに対応した指静脈認証ATMの稼働を開始する。
日立の指静脈認証機能をICキャッシュカードへ搭載し、ATMで実際の業務に使用するのは中国地区の地域金融機関としては初めて。山陰合同銀行では、同システムを2006年中に全店に展開する計画だ。
山陰合同銀行は、金融犯罪による被害の防止策として、指静脈認証機能付きICキャッシュカードを導入。日立の指静脈認証技術は、登録されるデータがコンパクトでありながら高い認証精度を実現していること、認証速度が速く、装置が小型であり使いやすいことなどが評価された。