住商情報システムは8月10日、ウェブシステム向け開発言語「Curl」ベースのリッチクライアント開発フレームワーク「CX4」(シーバイフォー)の販売を8月15日に開始すると発表した。基幹システム向け大規模アプリケーションの開発にも利用できるという。
Curlは、カールが提供するウェブシステム向けリッチクライアント開発用のプログラミング言語。HTML、JavaScript、グラフィックツール、Java、C++などの機能を統合しており、クライアント側で処理の多くを実行するリッチクライアントを実現できる。
Curlを用いた開発フレームワークであるCX4は、サーバ通信や画面遷移といった機能をあらかじめ標準提供する。ロジックと画面を作るだけで、コーディングすることなくアプリケーションを構築できる。XML形式の外部設定ファイルでフレームワークを管理しており、このファイルを変更すると処理フローを変えられる。また、画面切り替えやサーバ連携などの一般的な処理は、ライブラリで指定する。そのため、システム環境に応じてライブラリを切り替えれば、あらゆる環境に対応するという。
プロジェクトライセンスの税別価格は、1プロジェクト当たり120万円。複数の開発プロジェクトで利用可能な開発ライセンスは、500万円となる。住商情報システムでは、初年度20セットの販売を見込む。