IBMは米国時間9月26日、さまざまなネットワークを介して、場所と時間の制約を超えたビジネスコミュニケーションの実現を目指す新部門「インテグレーテッド・コミュニケーションズ・サービス部門」を設立すると発表した。
同部門は、Fortune 500企業から中規模企業までを対象に、アセットベースで、再利用可能かつ標準化されたネットワークおよびコミュニケーション・サービス・プロダクトの提供を行う。サービスを“サービス・プロダクト”として提供することで、従来の工数ベースのサービスをテクノロジー製品に類似した方法で提供する戦略を取る。
提供するのは、通信ネットワークのコンサルティング、設計、導入、運用までのソリューションなどのサービス。通信事業者などとの協業に基づき、複数のベンダーが絡むプロジェクトを技術的に統合して管理するという。
具体的には、統合コミュニケーションサービス、ネットワーク戦略策定および最適化サービス、モバイルワイヤレスRFIDサービス、ネットワーク統合および管理サービスの4つのサービスがあり、ネットワーク統合サービスとIPテレフォニー・サービスはプロダクト・サービスとして提供する。