米Dellと米Symantecはこのほど、メールシステムに対するセキュリティの強化を目的に提携すると発表した。
今回の提携で両社は、ITインフラの確保と管理を目的とするエンドトゥエンドの製品「Secure Exchange」を提供する。この製品により、Microsoft Exchange環境を、短期間かつ容易に導入できる。
両社の共同設計により、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたリファレンスアーキテクチャのほか、拡張されたサービスやサイジングツールなどを含み、データのセキュリティやバックアップ、リカバリおよびアーカイブを簡素化するための段階的な手法を提供する。
Secure Exchangeは、Dellのサーバ「PowerEdge」、ストレージ「PowerVault」、DellとEMCの共同開発によるDell|EMCストレージ、およびSymantecの「Symantec Mail Security 8200」シリーズ、「Symantec Mail Security for Microsoft Exchange」、「Symantec Enterprise Vault」および「Backup Exec」で構成される。デルは、各製品に合わせたサービスを提供する。
米国と欧州で9月20日から販売される。日本での展開時期は未定。