セールスフォース・ドットコムは10月24日、SIerのジャパンシステムが戦略的営業活動を推進するフロントシステムとして、オンデマンドCRM「Salesforce」を導入したことを発表した。
ジャパンシステムは従来、各事業部ごとに営業担当を配置し、受託開発業務を中心に事業展開を図ってきた。同社は2006年4月、営業体制を大幅に変更し、営業本部制へと移行。それにともない、3月からSalesforce導入を開始し、1カ月で運用を開始した。
Salesforceの導入で同社は、組織変更後すぐに全社で抱えている営業案件をフェーズごとに把握できるようになった。また、売上予測も瞬時に把握できるようになったという。社内での活用も迅速に進み、管理レコード数は導入時の4000件から約3カ月で6500件に達している。
今後ジャパンシステムは、営業上の課題を認識できる営業分析のためのツールとしてもSalesforceを活用する方向だ。