#6:セキュリティゾーンのロックダウン
IE 7のセキュリティゾーンは従来よりもセキュリティレベルを高めた状態でロックダウンされる。ドメインに参加していないコンピュータ上のイントラネットゾーンが無効化されているのでデフォルトのセキュリティ設定レベルが上がっていることと、低または中レベルのセキュリティ設定を選択しにくいユーザーインターフェースが採用されていることがポイントだ。
#7:SSL/TLS表示とサーバの信頼性確認インターフェースの改善
IE 7のユーザーは、ウェブサイトがSSL/TLSを使っていることを容易に判別でき、また、そのサイトに対して発行されたデジタル証明書に関する情報を簡単に取り出せるようになった。なお、EV(Extended Validation) SSL Certificates(編集部注:CA Browser Forumで策定された団体規格に基づく証明書)を取得しているウェブサイトを表示しているときはアドレスバーが緑色になる。
#8:プライバシー保護機能
「Feature Control」キーと呼ばれる新しいレジストリキーが3つ追加され、HTMLによるユーザーの個人情報流出を防げるようになった。さらに、ブラウザキャッシュ(インターネット一時ファイル)、履歴、クッキーやその他の個人情報などのウェブページに入力した情報を1クリックで簡単に消去できる。
#9:アドレスバーの強制表示
IE 7のすべてのブラウザウィンドウにはアドレスバーが表示される。そのため、悪意のあるサイトがURLを非表示にして素性を隠すのが困難になる。
#10:文字コード混在時の通知
IE 7は国際化ドメイン名をサポートしている。国際化ドメイン名で発生しうる別言語の類似文字を悪用したスプーフィングを防止するために、複数種類の文字コードがドメイン名で使用された際には、別の言語の文字が使われていることをユーザーに通知するようになっている。