ASPは11月24日、品質保証型のベトナム開発受託サービスの営業活動を12月から開始すると発表した。
今回の発表は、同社がベトナム企業である有限会社TDAソリューションズの日本総代理店となったことにともなうもの。同社は、2007年3月をめどに、TDAと共同出資してベトナムにジョイントベンチャーを設立する予定だ。
両社の品質保証型のオフショア開発は、仕様確認を顧客とASPの担当者が行い、独自の仕様テンプレートに内容を記載する。それをTDAがベトナム語に翻訳し、ソフトコード/テストコードを開発するフレームワークを使って開発からテストまでを実施する。
ASPによれば、TDAのエンジニアは日本での留学経験や日本企業での開発経験が豊富という。ジョイントベンチャーにより、コミュニケーションの問題や仕様の理解不足などの不安を解消できるとしている。また、ASPが品質・開発・納期の管理と製品の品質を保証することで、安心してオフショア開発が採用できるともしている。
コストは日本での開発に比べ、10人月の案件で、ASPで仕様書を作成する場合で3割減、仕様書を作成しない場合で5割減となる見通しとしている。ASPは初年度に1億円の売り上げを目指す。