アイティフォーは11月30日、米Guardiumのデータベース(DB)監査アプライアンスサーバ「SQL Guard」を販売開始した。価格は500万円から。
2008年から施行される金融商品取引法(日本版SOX法)で求められる内部統制システムの構築に向け、アイティフォーは「企業システムの根幹となるDBへのアクセスを厳格に制限するとともに、アクセスログを証拠として残しておくことが不可欠」と指摘する。SQL Guardを利用すると、DBを監視することで内部統制を大幅に強化できるという。
SQL Guardは、DB監査に必要なソフトを搭載したアプライアンスサーバ。DBをリアルタイムで監視してアクセス記録を残すとともに、不正アクセスの発生時には、アクセス拒否や管理者への警告メール送信を行う。1台で複数のDBサーバを集中管理できる。全世界で100社以上が導入しているという。
通信パケットを取得してDBアクセスを監視するパケットキャプチャ型ツールであり、独立したハード上で作動するため、DBサーバに負荷をかけることなく運用できる。パケットキャプチャ型でありながら、ネットワークを介さないローカル環境からのDBアクセスであってもログ取得が可能。
アイティフォーでは、SQL Guardを含め、内部統制構築ソリューションで初年度10億円の売り上げを目指す。