Microsoftが、人気の高い同社のデータベースアプリケーション「SQL Server 2005」向けに、無料サービスパックの第二弾をリリースした。
推奨機能が多数バンドルされた「SQL Server 2005 Service Pack 2」は、同データベースソフトウェアと、Microsoftの新オペレーティングシステム「Windows Vista」および「Office 2007」スイートの互換性を確立するもの。米国時間2月19日にリリースされた同アップデートでは、データ圧縮機能や管理性および相互運用性に関する機能など、多数の要素に強化が施されている。
また、仮想化ソフトウェアを使用してSQL Server 2005を稼働させる条件にも変更が加えられた。
Microsoftが出したSP2アップデートに関する声明には、「当社は(中略)仮想化の使用権利を拡大し、SQL Server 2005 Enterprise Editionの完全なライセンスを取得しているサーバ上であれば、仮想インスタンスを無制限に実行できるようにする」と記されている。
さらに同社は、セキュリティ評価基準「Common Criteria」の認定を受けるため、「SQL Server 2005 Service Pack 1」をドイツ政府に提出したことを明らかにした。SQL Server 2005 SP2は、「EAL4+」の認定を待っているところだ。
「多くの政府が調達に関わる基準として取り入れ、一部業界や企業顧客からの信頼も厚いCommon Criteria認証を申請した事実は、SQL Server 2005へのセキュリティ技術搭載にMicrosoftが真剣であることを物語っている」と、同社は声明の中で述べた。
声明はさらに、「SP1およびSP2のCommon Criteria認定は、カナダ、日本、英国、米国を含む計24カ国の『Common Criteria Recognition Agreement』調印国によって、公式に認められることになる。このほか30におよぶ国家からも、非公式ではあるが承認を受ける」と続けている。
SQL Server 2005 SP2は、Microsoftの公式サイトからダウンロード可能。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ