NECは3月2日、重要文書に電子署名とタイムスタンプを付け、ワークフローとともに保存するシステム「e文書ソリューション」の販売を開始した。大規模システム向けと、企業内の部門といった小規模システム向けという2種類のパッケージを用意する。
e文書ソリューションは、電子文書に電子署名およびタイムスタンプを付与してPDF形式に変換するソフト「SkyPDF ArchivingSignature Server PDF Edition」と、大規模システム向け文書管理ソフト「Documentum」または小規模システム向け文書管理ソフト「WebDCM」の組み合わせて構成する。このシステムを利用すると、業務フローに沿って文書管理を行いながら文書に長期保存署名を行う仕組みを、一括して提供できるという。
税込み価格は、大規模システム向けの「Documentum5.3 長期保存署名対応版」が264万円からで、出荷開始日は3月2日、小規模システム向けの「WebDCM3.0 長期保存署名対応版」が90万円で出荷開始時期は2007年4月からとなる。DocumentumまたはWebDCMを導入済みの顧客には、SkyPDF ArchivingSignature Server PDF Editionの単体販売も行う。税込み価格は260万円で、2006年9月に出荷を始める。
NECは、コンサルティングや運用サポートなどのサービスも提供する。