スターリングコマースは3月5日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)ベースの次世代型サプライチェーンアプリケーションスイート「Sterling Supply Chain Application」を、2007年前半にリリースすることを発表。同時に、パートナー企業と共同で顧客企業のグローバルなコラボレーションを支援する「SCMソリューション・パートナ育成プログラム」を開始することを明らかにした。
スターリングコマースでは、企業間連携をより安全かつ確実に実行できるSOAベースのソフトウェア体系「MESA(Multi-Enterprise Service Architecture)」を提唱。2006年よりMESAをベースとしたSCMアプリケーション「Yantra(ヤントラ)」を提供してきた。
Yantraは、次期バージョン7.9から名称をSterling Supply Chain Applicationに変更し、次世代B2B基盤として「Sterling Integrator」とも連携。企業内はもちろん、顧客やパートナーまでを対象とした複雑なプロセス全体の“見える化”を実現するソリューションとして提供される。
Sterling Supply Chain Applicationは、企業の収益拡大、販売やオーダーフルフィルメントのサイクルタイム短縮、サプライチェーン全体のコスト削減を実現するソリューション。開発工数を軽減するためのテンプレート(PCA)を提供することで、ビジネスルールの開発工数を削減することもできる。
同社はまた、SCMソリューション・パートナ育成プログラムにより、アライアンスマーケティング、営業、プリセールスを拡充。日本市場の特性や顧客企業のニーズに合わせたパートナーシップを強化し、販売とソリューション提供の両面でより確かなソリューションを短期間で提供するための取組みを推進する。