米Fortinetはこのほど、米国内のスバル(富士重工業)販売特約店600店が同社のUTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)アプライアンス「FortiGate」を導入し、ノートPCベースの診断システム「Subaru Service Diagnostic Systems(SDS:スバル サービス診断システム)」のセキュリティ強化を図ったことを発表した。
SDSは、耐久仕様のノートPC上で稼働し、サービス情報の取得、車両の診断、車両の電子制御ユニットの再プログラムなどを行うことができるシステム。このシステムで個人情報などの機密情報を扱うことから、セキュリティ強化が必要だった。
そこで米スバルは、フォーティネットの「FortiGate-60」システムと「FortiGuard Webフィルタリング サブスクリプションサービス」を採用。技術員が車両の診断とサービスに必要な、スバルが許可した特定のウェブサイトにだけアクセスできるようにした。