日本テレロジックは7月19日、ソフトウェア構成管理ソリューションの新バージョン「Telelogic Synergy 6.5a」およびエンタープライズ変更管理ソリューションの新バージョン「Telelogic Change 4.7」を発表した。両製品とも、7月20日より出荷が開始される。
「Telelogic Synergy 6.5a」は、開発、リリース管理、ビルド管理の効率化が行えるソフトウェア構成管理ソリューション。Unicode文字をサポートし、日本、中国などのアジア圏に拠点を持つチームを含んだ開発作業におけるALM(Application Lifecycle Management)の推進を容易にする。
「Telelogic Change 4.7」は、ソフトウェアにおける不具合のトラッキング、変更要求、そのためのワークフローをエンタープライズレベルで管理可能なソリューションの新バージョン。履歴データ収集とレポーティング機能により、ソフトウェアの品質保証(QA)に対するより戦略的なアプローチを可能にするほか、新バージョンではPhilips Applied Technologiesとの共同開発による、「Enterprise Change Process」と呼ばれるパッケージが用意されている。このパッケージは、CMMIなどのプロセス改善ガイドラインやISO 9000などの品質基準をサポートし、すでに900ユーザー以上に導入実績がある。
テレロジックでは、ビジネスプロセス最適化(BPO)、開発ライフサイクルの自動化(ALM)、モデル駆動型開発環境の管理(MDD)といった要素を統合することにより、企業目標と技術に対する投資の整合を図る「ELM(Enterprise Lifecycle Management)」と呼ばれるコンセプトを提唱している。今回、発表された各製品は、要件管理ツールである「Telelogic DOORS」や製品ポートフォリオ管理ツール「Telelogic Focal Point」などの同社製品をはじめ、他社の開発環境や管理ツールなどと連携して、ELMの推進を可能にするという。