クエスト・ソフトウェア(公家尊裕社長)は7月30日、マイクロソフトの「Microsoft Office SharePoint Server 2007(SharePoint)」の運用管理ツール3製品を発表した。
ラインアップは、SharePointの容易な運用管理とレポーティングを実現する「Quest Site Administrator for SharePoint」、Microsoft Exchange Server(Exchange)のパブリックフォルダからSharePointへデータを移行する「Quest Public Folder Migrator for SharePoint」、SharePoint内の消去されたデータを素早く復元する「Quest Recovery Manager for SharePoint」の3つ。
「Quest Site Administrator for SharePoint」は、サイトの自動検索やデータ収集とレポート、およびグローバルポリシー管理などの機能により、SharePoint 2003/2007を容易に管理できる。SharePointリソースを判断できるナビゲート機能や、企業内の標準化を推進するポリシー自動管理機能なども備える。
「Quest Public Folder Migrator for SharePoint」は、ExchangeパブリックフォルダコンテンツをSharePoint 2003/2007テクノロジーへ、スケジュール管理しながら移行できる。マイグレーション成功の鍵となる事前評価やコスト効率の高い移行作業を実現する自動一括移行、柔軟に移行作業を推進するスケジュール機能などを備え、簡単に作業が行える。新規データを確実に移行する連続同期機能、自由自在に移行作業ができるマルチジョブ処理機能も装備し、シームレスに新環境への切り替えが可能。
「Quest Recovery Manager for SharePoint」は、SharePoint 2003/2007のアイテム単位でのリストア機能を提供する。包括的で詳細な検索機能と、便利なプレビュー、ドキュメントごとまたはバックアップ全体からの迅速なリストアを実現する。「Quest LiteSpeed for SQL Server」との併用で、高速・高圧縮なバックアップを実現する。
今回の3製品によって、SharePointを活用した情報共有基盤を構築することで、効率的な運用管理やレポーティング、移行、バックアップ/リカバリが行え、内部統制に必要な情報開示にかかる時間・コストの削減が可能。