ログイットは8月10日、ネットワークのトラフィックを監視するハードウェア「LG-Probe」を8月20日から販売開始することを発表した。オープンプライスだが、市場予想価格は20万円程度になるとしている。
トラフィック管理は、サンプリング技術を利用した「sFlow」やキャッシュベースの「NetFlow」などの技術を活用することで、高速なネットワークでもほぼリアルタイムの監視が可能となっているが、sFlowやNetFlowは比較的高価なルータやスイッチにだけ実装されているのが現状だ。
LG-Probeは、同社製ネットワーク管理ソフト「LiMS」を既存ネットワークに導入することで、低コストでネットワークのリアルタイム監視が可能になると同社では説明している。
また、一般的に普及している価格帯のルータやスイッチではほとんど実装されていない、SNMPを利用したトラフィック管理手法「Remote network MONitoring(RMON2)」にも、ほぼ対応していることから、すでに別のネットワーク管理システムを利用中であっても、より広範囲に、詳細なトラフィック管理が可能だとしている。
拡張機能として、Winny通信を検知する機能や、MACアドレスによる検疫やVLANに対応した不正PC排除機能、不正侵入防止(IDS)機能も用意されている。
ログイットは、LG-Probeを代理店経由で販売する。初年度売上目標は1億円としている。