Second Life 新世界的ものづくりのススメ--その27:パーティクル1 - (page 3)

大槻透世二(サイバーアドベンチャー)

2007-09-27 08:00

 これをルールとデータに対応させると下の表のようになる。

ルールデータ
1. System BehaviorPSYS_PART_FLAGSPSYS_PART_EMISSIVE_MASK
2. System PresentationPSYS_SRC_PATTERNPSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE
3. Particle AppearancePSYS_PART_START_COLOR<0,1,0>

 これらにより、パーティクルの振る舞いとしては放射が、放射パターンとしては全方向が指定されている。また、見た目として「<0,1,0>」が指定されているが、「」()という形式のデータにおいて、Greenの値だけが「1」となっていることを意味する。その結果、緑のパーティクルが出ている。白いパーティクルを出したければ、「<1,1,1>」とすればよい。

1. System Behavior

 「System Behavior」に関するルールと、そのルールで指定可能なデータは、LSL Portalでは下図のようになっている。今回のスクリプトでは赤枠部分にあるルール「PSYS_PART_FLAGS」とそのデータ「PSYS_PART_EMISSIVE_MASK」が適用されている。

「System Behavior」
  • ルール:PSYS_PART_FLAGS
  • データ:PSYS_PART_EMISSIVE_MASK

 ルールで指定可能なデータだが、上図のように灰色部分「Values」(値)に記載されている。今回のスクリプトで使われている以外のデータも各ルールで有効にすると、パーティクルの色や大きさなどを変化させることができる。

2. System Presentation

 「System Presentation」に関するルールとそのデータは、LSL Portalでは次のようになっており、今回のスクリプトでは赤枠部分が適用されている。

「System Presentation」
  • ルール:PSYS_SRC_PATTERN
  • データ:PSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE

 パーティクルを全方向に飛ばす「PSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE」の代わりに、他のデータを選ぶと特定方向に飛ばすようできる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]