日立情報システムズ(日立情報、原巖社長)は9月26日、ITアウトソーシン グサービス事業で中国市場に参入すると発表した。日立情報はすでにERPとネ ットワークサービス事業で中国に進出しており、今回が参入第3弾目のビジネ スとなる。
中国のソフト開発会社で大連市に本社を置く大連創盛科技有限公司(大連創 盛)にサーバー運用監視技術を提供し、大連創盛のアウトソーシングサービス をバックアップ。支援した対価を収益に結び付ける。
中国市場は、外資企業のデータセンターサービスを直接顧客に提供すること を許可していないのが現状。日立情報はこの状況を踏まえ、顧客との直接窓口 を大連創盛にし、技術供与というスキームで、中国市場への参入を果たした格 好。具体的に、日立情報はサーバーの運用監視技術やデータセンターの設立・ 運用ノウハウを大連創盛に提供する。
日立情報は今後、大連市だけでなくほかの中国地域の企業にも同様のアライ アンスを組み、中国市場でのアウトソーシングサービスを拡大させたい考え。