「PSYS_PART_TARGET_POS_MASK」がONの場合、「2. System Pesentation」の「PSYS_SRC_TARGET_KEY」で指定されたターゲットをパーティクルが追尾するが、その軌道に変化を加えることが可能となる。下図左は、「2. System Pesentation」の「PSYS_SRC_PATTERN」で「PSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE」を使い、全方向にパーティクルが拡散するよう指定した場合だ。下図右は、さらに「5. Particle Motion」の「PSYS_SRC_ACCEL」を使い、上方向(Z軸プラス方向)にパーティクルが飛ぶよう指定した場合だ。いずれも、ただ直線的に飛ぶだけではなく、他の要素の影響を組み込んだ状態で飛んでいるのがわかる。
さらに、下図では、「2. System Pesentation」の「PSYS_SRC_BURST_RADIUS」でパーティクルの発生位置を中心から5mに指定している。パーティクルは、発生後、ターゲットに向かって飛んで行くようになる。
さて、今回は、初級編のスクリプトで解説できなかった部分を中級編として少し解説した。まだ、「1. System Behavior」が終ったところだ。次回は、「2. System Pesentation」「3. Particle Appearance」「4. Particle Flow」「5. Particle Motion」などを見ていき、パーティクルの全貌を明らかにしよう。それでは、次回もお楽しみに
大槻透世二サイバーアドベンチャー(株)
代表取締役社長/CEO
デジタルハリウッド大学院
次世代インターフェース研究室 研究員
Second Life研究室 研究員/プロデューサー
Linden社推薦 Second Lifeセミナー講師
東北大学心理学専攻卒業。1年間のLA留学を経て、ソリッドレイ研究所でバーチャルリアリティのシステムインテグレーション、立体映像システム構築、HMDシステム構築などを経験。IT系コンサルティング会社を経て、デジタルハリウッド大学大学院コンテンツマネジメント修士課程修了(MCA)。その後、Linden Lab本社にてSecond Lifeカリキュラムのトレーニングを受ける。現在デジタルハリウッドにて「Second Life」セミナーを開催。また、バーチャルリアリティ、メタバース関連のシステム開発/プロデュースを行うサイバーアドベンチャー(株)を設立し、そのCEO職に就いている。