ジョブス:iPhone・iPod touchのSDKを2月提供明言

大野晋一(編集部)

2007-10-18 07:13

 Appleは同社のウェブサイトに、iPhone・iPod touchのSDKを提供する旨のレターを掲載した。レターはSteve Jobs氏の名前で書かれており、「アップルはiPhoneにサードパーティアプリケーションが提供されることを望んでおり、2月に開発者の手に渡る計画だ」という書き出しで始まっている。

 レターには、なぜ提供開始が2月になってしまうのかも書かれている。Jobs氏によれば、開発者がiPhoneのソフトウェアプラットフォームの力を存分に活かせるというニーズとエンドユーザーがウィルスや悪意のあるソフトウェアに脅かされないという相反するニーズを互いに満たすのは難しい、とのこと。

 また、例えばNokiaが採用しているような電子署名の方法は安全性につながるものの、「完全にオープン」とはいえないとする。とはいえ、同社では電子署名は正しい方向だと評価しており、より進んだシステムを作ることで安全かつオープンなプラットフォームを実現したい考えだ。なお、同社では時期OS:コードネーム「Leopard」で開発者がアプリケーションに電子署名を付与するシステムを導入する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    ランサムウェア攻撃に狙われる医療機関、今すぐ実践すべきセキュリティ対策とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]