MIJSではオーバーシーズ・オペレーション部会はもちろんだが、技術部会や人材採用・育成部会でも活動している。通常、これらの部会に出席しているのはマーケティング部統括リーダの結城淳氏と、海外事業推進室リーダの伊藤徹氏の2人。
「技術部会では、異なる各種ERP製品の連携が話題になっていますが、われわれはそれとは違ってインフラ基盤の整備、つまりワーキンググループ3で活動しています。上流でアプリケーションが連携しても、そのインフラがしっかり整っていなければならないということを意識して、運用で支え、高品質なMIJSのサービスを提供しようと考えています」というのは結城淳氏だ。
しかし、BSPのMIJSにおける最大のテーマは海外進出である。
「製造業も、ゲームソフトも世界を席巻しているのに、ビジネスソフトは成功していません。海外のマーケットは大きいし、世界中で製品を売りたいという気持ちは当然あります。しかし、これまでと同じ手法ではやりません。たとえば、アメリカに進出するときに、中国からやってもいいと考えています。ソフトはどこで作ってもいいのです」
BSPは年内に中国・上海に子会社、BSP上海(備実必(上海)軟件科技有限公司)を設立し、2008年1月から営業開始する予定だ。
BSPの世界市場に向けての捲土重来が、まったく新たな形で始まろうとしている。
