KDDI、ラックと業務資本提携--法人向けセキュリティ事業の強化を目指す

冨田秀継(編集部)

2007-11-27 18:48

 ラックは11月27日、KDDIとセキュリティソリューションで業務提携することを発表した。KDDIはラックの親会社ラックホールディングスの株式を取得し、資本提携を結ぶことも、あわせて発表している。両社は今後、共同商品の企画・開発、運用・保守体制の連携などを進めていく予定で、同日より共同で営業、マーケティング活動を開始する。

 今回の業務提携により、KDDIは法人向けソリューション事業を拡充したい考え。まずはじめに、KDDIの広域イーサネットサービス「KDDI Powered Ethernet」などのネットワークサービスに、ラックが運営するセキュリティ監視センター「JSOC」の監視サービスを組み込み、高い運用レベルのイントラネットセキュリティの実現を目指す。

 資本提携実行日の11月28日には、KDDIが約4億5600万円でラックホールディングスの株式141万4200株を取得する。株式取得後の出資率は5.0001%となる。

 ラックは10月1日付けでエー・アンド・アイシステムと経営統合し、共同株式移転による両社の完全親会社「ラックホールディングス」を設立、持株会社制に移行している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]