Leopard解体新書--第8回:Core Animationで1000 Songsに挑戦 - (page 3)

木下誠(HMDT)

2007-12-06 17:57

画像を積み重ねる

 画像が1つだけでは面白くない。もっとたくさんの画像を表示しよう。

 1つめの画像が登場したら、その上に新しい画像を表示することにする。もちろん、アニメーションしながらだ。それが終わったらさらにその上、というように、どんどん追加していこう。

 この新しく追加した画像は、新しいレイヤーということになる。Core Animationの特徴は、レイヤーが非常に軽量で、どんどん追加できるところだ。Appleによれば、数千のレイヤーでもさくさく動くらしい。

 画像のタワーが、だんだん現れてきた。

3次元らしく表示する

 これをもっとタワーらしく表示するにはどうすればいいか?そう、3次元的な表示が必要になるだろう。

 そこで、ウォールレイヤーを少しゆがませて、透視図法的に表示させてみる。さらに、これを2枚並べてみよう。

3次元的なウォールレイヤーの表示 3次元的なウォールレイヤーの表示

 どうだろう。ぐっとタワーらしくなってきたのではないだろうか?さらに、このウォールに画像のアニメーションを重ねて見る。

 面白いことに、このとき画像のアニメーション自体は、実は変更していないのだ。ウォールの見方を変えると、その上に重ねられているレイヤーも、同様に変化するのだ。このあたりが、レイヤーの概念の面目躍如といえる。

 これで、アルバムタワーのようなものができ上がった。あとは、数を増やしたり、表示する視点を変更すれば、1000 Songsのようなアニメーションが実現できるだろう。今回の実験で使ったソースコードも置いておくので、興味のある方はダウンロードして試してみてほしい

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]