マカフィーはこのほど、11月のネットワーク脅威の状況を発表した。マカフィーのデータセンターでは、同社製品ユーザーのPCのマルウェア情報をすべて把握しており、その情報をもとにトップ10を算出したもの。
ウイルスでは、10月に続きトロイの木馬である「VBS/Psyme」の検知数が最多となった。検知数は1212と、10月の878から大幅に増加している。2位には「Generic!atr」、3位には「AdClicker-EG」がランクインした。トップ10の5位までをトロイの木馬が占め、8種類がランク入りしている。
不審なプログラム(Potentially Unwanted Program:PUP)では、多少の順序の移動はあるものの、トップ10の内容にほとんど変化はなかった。同社技術統括本部長の加藤義宏氏は、「ウェブ経由で脆弱性を利用してダウンロードされるケースが圧倒的に多く、不審なサイトへ誘導するスパムメールがそのトリガーの役割を果たしており、迂闊なURLのクリック、添付物のクリックは避けてください」と語っている。