オープンソースソフトウェア(OSS)を活用したシステム設計、開発を行うワイズノットが12月14日、東京地方裁判所に対し、民事再生手続きを申し立てた。この申し立ては同日受理され、保全処分命令が発令されている。
同社によれば、事業の多角化を図るために2005年から人材派遣事業を始めたことで、優秀な人材を獲得するための採用コストや研修費がかさんだほか、事業所数を急激に増やしたことにより費用が増加したという。加えてオープンソース市場における競争が予想以上に激化したことで、費用を賄いきれなくなったとのことだ。
今後は従来の営業を継続しつつ、新たなスポンサーを迎えて事業の再生を図る考え。なお、債権者に対する説明会は19日に開催される。