日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は1月7日、豊田通商の「廃棄物・資源循環管理システム」を構築/運用することを発表した。同システムは、豊田通商がサービス開始に合わせて新たに設立する子会社が、2008年4月よりASPサービスとして提供する予定となっている。
廃棄物・資源循環管理システムを構築することで、廃棄物などを排出する企業がこれまで現場単位でしか把握できなかった発生物の状況を一元管理することが可能。この仕組みにより、管理を連結企業グループにまで広げることもできる。
また、社内の廃棄物管理業務をシステム化することで、業務を効率化できるほか、財団法人日本産業廃棄物処理振興センターが運用する電子マニフェストシステム「JWNET」との連携も可能。産業廃棄物管理票(マニフェスト)のペーパーレス化により、法令で義務付けられている所轄行政への廃棄物発生状況などの報告手続も効率化できる。
廃棄物・資源循環管理システムは、インターネット上だけではなく、JNX(自動車関連企業向け業界ネットワーク)上でも提供する予定。日本IBMは、実績のあるITインフラとスキルを活用することで、開発期間の短縮、および開発/運用コストの低減を支援する。