リコーは1月11日、中堅・中小事業所向けのデータセンターパッケージ商品「エンタープライズマネージドサービス ハウジングパック」の販売を開始したことを発表した。
今回販売を開始したエンタープライズマネージドサービス ハウジングパックは、サーバなどの機器をデータセンターで、通常のサーバラックの4分の1の大きさである「クォーターラック」サイズから預かる小規模のハウジングサービスや、ハウジングした機器の監視や運用代行などをパッケージ化したサービス商品になる。同社のITサービス総合メニュー「ITKeeper」に加えられることになる。
これまで価格がネックとなってハウジングを利用できなかった中堅・中小事業所でも利用できるよう小規模のハウジングに特化、パッケージ化することで低価格でのサービス提供を実現しているとしている。ハウジングする機器の台数などにあわせて、クォーターラックのほかに、通常のラックの2分の1の大きさである「ハーフラック」も選ぶことができる。
ハウジングサービスのクォーターラックタイプは、最大使用ユニットが9U、標準電源100V、容量10A、コンセント6個で、初期費用が11万5000円、月額費用11万5000円となっている。もう一つのハーフラックタイプは、最大使用ユニットが19U、標準電源100V、容量20A、コンセント6個で、初期費用が17万円、月額費用が17万円となっている。
監視サービスでは、監視回線を標準で提供し、監視対象数は5となっている。運用代行サービスでは、週1回のLEDの稼働状況確認をするようになっている。また管理サービスとして月1回専用フォーマットでメールによる管理レポートを送るとしている。