ちょっと前の話しですが、インターネットサイトのgooが「携帯電話の機能でほとんど使用していないものランキング」のアンケート結果を発表しました。それによると、鳴り物入りのAV機能、PC機能、お財布機能の三つは人気がないようです。
最近の携帯電話のカタログを見ると、どの機種も機能はテンコ盛り。すべてを必要とする利用者がそれほど多いとも思えませんから、どうしても使われない機能が生じてしまうことは仕方のないことかも知れません。機能が限定されたシンプルな携帯を探すほうが難しくなっているくらいですから。
ただ、機能を作り込んでいるメーカーからすると、もっと使って!というのが切実な思いではないでしょうか。徹夜して開発した機能がランキングに登場したとなれば、担当者としてもがっかりしてしまいます。
僕も経験がありますが、作る側としては機能はどんどん増やしたほうが比較的楽なんですね。商品が横並びになっていればなおさらです。次のモデルでは機能を大幅に削ります、なんて開発会議で言おうものなら、あちこちの部署から非難が飛んできます。ですが、お客様の立場からは、自分が使う機能以外は要らないよ、ってなことになります。
そのギャップを埋めるのは何だろう、と考えたときに、子供の頃に流行った「電子ブロック」が思い浮かびます。