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新着記事集:「負荷分散」

Vista SP1の入手は3月中旬までおあずけ

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2008-02-05 16:38

 MicrosoftのVista Service Pack(SP)1のリリースを待ち望んでいる顧客は、実際にそれを手に入れるまでにはもう1ヶ月から2ヶ月待つ必要があるー少なくとも合法的なルートでは。

 Windows Vistaチームのブログの記事の中で、Windowsプロダクトマネージメント担当コーポレートバイスプレジデントであるMike Nash氏が、Windows Vista Service Pack(SP)1をいつどのように入手できるかについて説明している。Microsoftは米国時間2月4日Vista SP1とWindows Server 2008を製造ラインに引き渡した

 Nash氏によれば、日程は次のようになる。

 3月はじめ:SP1がTechNetとMicrosoft Developer Network(MSDN)の登録者に提供される。

 3月中旬:MicrosoftがSP1を5つの言語(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、日本語)で、Windows Updateとmicrosoft.comのダウンロードセンターにリリースする。「もしWindows Updateが、そのシステムが問題があるとわかっているドライバを持っていると判断した場合、Windows UpdateはSP1を提供しない」とNash氏は説明している。「一部の顧客はどちらにせよSP1に更新したいと考えるかも知れないため、ダウンロードセンターではSP1をインストールしたい人が誰でも行えるようにする。」(Nash氏)

 4月中旬:Microsoftは自動アップデートでのVista SP1の提供を開始する。「ただし、Windows Updateが正しく更新できないとわかっているドライバがあると判断した場合には、自動的にSP1がインストールされることはない。」とNash氏は説明している。「これらのドライバの更新版が提供可能になったら、それらは自動的にWindows Updateでインストールされ、これによってそれらのシステムに対するService Pack 1のブロックが解かれることになる。」(そして、SP1を自動的にインストールしたくないというユーザーのためには、SPをブロックするツールがあることを念頭に置いておいて欲しい。)

 4月:他の言語のSP1のRTM版がリリースされる。

 PCメーカーはVista SP1を2月4日の週の間に入手し始め、テストが十分に行われれば、新しいシステムにVista SP1をプレインストールし始めることができる。過去の例からすれば、これには数週間から1ヶ月はかかる。追加情報:MicrosoftはOEMのVista SP1のプレインストールは4月以前には出ないと話している。

 今日の最大の疑問は、MicrosoftはなぜVista SP1を顧客の手に渡すのにこんなに時間をかけるのかということだ。Nash氏の答えはこうだ。

 「われわれのベータテストで、少数のデバイスドライバに問題があることがわかった。これらのドライバは、われわれのドライバインストールのガイドラインに従っておらず、結果として、Windows Vistaを使っておりService Pack 1にアップデートした一部のベータテスト参加者から、それらのデバイスに関する問題の報告があった。問題はドライバのインストール方法にあり、ドライバ自体にはないことから、この問題の解決するにはドライバを再インストールすればよい。しかしこの方法は技術に詳しいわれわれのベータテスターにはうまくいったが、われわれがこの更新を広く提供する際には、顧客によりよい経験を提供したい。

 Windows VistaからSP1に更新する顧客の多くには影響がないことはわかっているが、われわれのアプローチはわれわれのすべての顧客の体験を向上させるものだ。このため、われわれは3月中旬からWindows UpdateでSP1を提供することにし、われわれの一部のハードウェアパートナーが影響のあるドライバのインストール手順に修正を行う時間を取ることにした。SP1はWindows Updateから配布されるため、われわれは影響のあるデバイスドライバを持たないと確認できたPCにのみSP1を提供する。われわれは次の1ヶ月ほどは、そのようなデバイスをできるだけ多く特定する作業を続ける。」

 私は、Vistaチームがこれらのドライバの問題があるにもかかわらず前に進み、SP1のRTM版をリリースしたことに驚いた(それらのドライバの問題が技術的にはMicrosoftの責任ではないとは言え)。MicrosoftがVista SP1をWindows Server 2008と足並みを揃えさせることを望んでおり、その必要があったことは明らかだ。Microsoftが2006年11月に最初にVistaのRTM版をリリースした際にあれだけドライバが正しく動かないトラブルがあったことを考えれば、これは計算済みのリスクだ。

 読者はどう思うだろうか。MicrosoftはVista SP1のRTM版リリースを3月まで待ち、直接ユーザーに提供してもよかったのではないだろうか。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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