Microsoftによる、「Microsoft Office」をサーバベースの製品に連携させて大企業における同スイートの採用を促す計画は、効果を上げているようだ。
調査会社のForrester Researchは米国時間4月1日、アンケートに答えた243社のうち40%以上が、「2007 Microsoft Office system」(Office 2007)を6カ月以内に導入する計画であると報告した。
Office 2007の需要を促す主要な原動力の1つは、Officeで作成した書類を共有、管理するウェブベースのソフトウェア「Office SharePoint Server」だ。Forresterによると、別の質問では、回答した233社のうち41%が、SharePoint Serverを6カ月以内に導入またはアップグレードする計画だという。
また、2007年12月にリリースされた「2007 Microsoft Office system Service Pack 1」が、多くの企業にアップグレードを思いとどまらせていたハードルを取り除いたと、Forresterは述べている。Office 2007は企業向けには2006年11月から提供されている。
興味深いことに、今回の調査ではまた、対象企業の43%がすでにOffice 2007を導入している一方で、60%近くは依然として「Microsoft Office XP」を使用していることが示された。Office XPが発売されたのは2001年5月にさかのぼる。
Forresterの今回の報告は、北米、英国、フランス、およびドイツの企業に属する「IT意思決定者」259人に対する調査が基になっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ