ソフトウェア会社の経営はプログラマーでないとだめなのか?

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子 2008年06月27日 05時05分

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 Bill Gates氏が常勤会長として最後を迎える日(米国時間6月27日)が急に近づくにつれて、同氏のレガシーに関する記事やブログ投稿が続々と出されている。

 Joel Spolsky氏はFog Creek SoftwareのCEOであり、かつて1990年代初期(Microsoftの「栄光の時代」)にはMicrosoftのExcelチームのメンバーであったが、同氏はかの有名な「BillGレビュー」の重要性について実にすばらしい回顧録を示している。

 筆者が最も注目したのは、Spolsky氏がこの「レビュー」のひとつを潜り抜けたことから得たものである:

 「このすべてから私は何を受け継いだか?Bill Gates氏は驚異的にテクニカルであり、同社のソフトウェアのディテールを、そのディテールに日々従事している人たち以上に、良く知っていた。彼はVariants、COMオブジェクト、IDispatchを理解し、なぜAutomationがvtablesと異なるか――そしてこれがなぜデュアルインターフェースを導くか――も知っていた。日付と時間の機能についても心配していた。あるソフトウェアに従事する人々を信頼していれば、そのソフトウェアについて口をはさむことはなかったが、彼はプログラマーであるため、彼に対して1分足りともでたらめを言うことはできなかった。彼は本物の、現実のプログラマーなのだ。

 「プログラマーでない人たちがソフトウェア会社を運営しようとするのを見るのは、サーフィンのやり方を知らない人がサーフィンをしようとするのを見るようなものだ。そのような人は海岸に立って何をすべきかを教えてくれる素晴らしいアドバイザーを抱えていたとしても、繰り返しサーフボードから落っこちる。MBAタイプの狂信的集団は、自分が理解できないことを行っている組織を経営することができると信じるのが好きだ。しかし多くの場合それはできない。」

 ここでの含意は、Gates氏が実権を握っていなければ、Microsoftはこれまでのようにはいかないだろうということだ。Ballmer氏はプログラマーではない、MBAである。

 Gates氏の時代が終わったのだと考える向きもみられる。昨年6月にTime MagazineはGates氏の懸案中の退任についてこのように述べていた:」

 「Gates氏はおそらくちょうど良い時期にテクノロジーから抜けようとしている。おかしなことに、もはやそれほどマニア向けのビジネスではなくなっているのだ。Gates氏はパーソナルコンピュータ革命、そしてインターネット革命の中心人物であった。しかし現在の大きな革命はまさに彼が不得手とすることばかりだ。iPodは審美的な革命であった。MySpaceは社会的な革命であった。YouTubeはエンタテインメントの革命であった。これはGates氏がすることではない。テクノロジーは彼をもはや必要としていないのだ。」

 そうは思わない。Microsoft内外でGates氏の損失が感じられる最大の理由のひとつは、技術的ディテールに対する同氏の異常なまでの配慮である、という点で筆者はSpolsky氏と同意見だ。Gates氏は最近オーランドで開催されたTech Ed Developers Conferenceで、Microsoftは「Oslo」技術や製品Unified Modelling Language (UML)をサポートする計画があるかというユーザーの質問に対し答えていた。Gates氏が適当に仕事をすますタイプではないことは明白である。Gates氏の時間は、Bill & Melinda Gates Foundationでの業務に注力しようと転換するにつれ、ますます逼迫しているにもかかわらずだ。

 読者の意見はどうか?ソフトウェア会社を経営するためにはプログラマーでなければならないのか?最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏がテクノロジーというよりはセールス畑であるという事実は、Microsoftを特徴づける製品の種類、人々、戦略にネガティブな影響を与えるだろうか?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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