伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とウイングアーク テクノロジーズは7月14日、エンタープライズ市場を対象に「JRuby」を利用した帳票ソリューションを共同で展開していくことを発表した。
CTCは企業向けの大規模システム開発で実績を持っているが、ここ最近では、オブジェクト指向スクリプト言語である「Ruby」やRubyによる開発生産性を高めるウェブアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails」、Java仮想マシン(JVM)上でRubyを実行するJRuby、そのフレームワークである「JRuby on Rails」を利用したシステム開発でも実績を重ねてきている。
ウイングアークは、エンタープライズ市場における帳票開発の工数削減が可能になる帳票基盤ソリューション「Super Visual Formade(SVF)」を提供。2月現在で約1万6000社の導入実績を誇っている。SVFは、帳票運用の短期構築を図り、業務負荷軽減と性能の高い帳票作成を実現。業務に適した、幅広い表現の帳票を開発、業務用途にあわせた帳票運用環境を提供する。
両社は、SVFによる帳票システムの設計・開発・構築にJRuby on Railsの技術を適用することで、高品質なエンタープライズシステムを短期間で構築できるとしている。