Justin Jamesは、IT業界を生き抜く秘密10箇条シリーズにおいて、開発マネージャーに役立つ素晴らしい記事を3本執筆している。彼は、人材募集広告作成のポイントから、優秀な社員が退社する理由、一流の開発者を惹きつけ、引き留めておくための秘訣まで、あらゆることを網羅している。
以下に、Justinが執筆した3本の記事へのリンクを掲載するとともに、各記事からの抜粋を紹介する。
「一流の開発者を惹きつける--魅力的な人材募集広告を作成するための10の秘訣」
給与情報を提示する!
今回募集している職種の報酬額は、最終的に本人の経験や資格に応じて決定されますが、当社としてこの職種に対して支払う用意のある給与は年収にしてXYZドル〜ABCドルです。
ほとんどの人材募集広告には給与情報が記載されていない。そしてそれには相応の理由があるはずだ。しかし、求職者にとってはそういった理由などどうでもいいのである。彼らは、あなたの会社の求人募集に応募すべき理由を示してほしいと考えているのだ。プログラマーは多忙であるため、職場を抜け出して採用担当者と20分にも及ぶ「報酬に関する話し合い」という儀式を行う暇はないのである。人材募集広告でおおよその給与範囲を明らかにする(もちろん、すべての免責条項と一緒に)ことによって、誰の時間も無駄にすることなく、求職者が応募しやすい状況を作れるようになるのだ。
「優秀なプログラマーを失うことになる10の理由」("10 reasons your star programmer may be looking to leave")
低い給与
慈善活動のつもりで働く人などいない。このため、優秀な人材が自身の給与額は市場に比して格段に低いと感じた場合、あなたの会社よりも条件の良い他社に目を向けるようになるかもしれない。優秀な人材を引き留めておこうとするならば、その人材に「自分の給与は、この街で働いている上級開発者の中で最も低い」と感じさせることは大敵なのである。
人材採用の局面でのみしか市場の実勢に目を向けない企業は多くある。その一方、あなたの会社の優秀な人材は市場の実勢を常に把握しているということもよくあるのだ。あなたがかなりの期間にわたって給与体系を見直していないというのであれば、早急に見直すべきである。あなたの会社が3年前の採用時に他社に負けない給与額を提示していたとしても、優秀な人材であれば今、他社に転職して同レベルの職に就くことにより(より上の地位に就かなくとも)、今よりもかなり高い給与を得られるようになる可能性があるのだ。