仮想化ってなに? Google Magicのトリックを考える

エリック松永 2008年10月24日 16時30分

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 先日、Mr.マリックをテレビで見ました。私はマジックが大好きで、子供の頃からトリックを暴いてやると息巻いているのですが、一度も分かったことがありません。Mr.マリックの手からは、空気からお札が生まれるように溢れんばかりの1万円札がでてきます。いくら目を凝らしても、魔法にしか見えません。でも魔法ではありません。そこには必ずトリックがある、そう知りながらも私は彼のマジックに魅了されてしまうのです。

天才マジシャン現わる

 10年前、私達の目の前に突然天才的なマジシャンが現れました。このマジシャンの得意なマジックは、観客が欲しいと思う情報を次々と物凄いスピードでクラウドという魔法の箱から取り出します。さらに驚きなのは、このマジシャンのショーは世界中で体験することが出来るだけではなく、ショータイムは365日、24時間、途切れる事無く続けられるのです。しかも、そこまで凄いエンターテイメントなのに無料なのです。

お金をとらないトリック

 このマジシャン、名前をMr.Googleといいます。稼業を始めてたった10年でトップに躍り出たツワモノ。お金を取らないトリックは、広告収入というビジネスモデルで、マジックを見ている観客からではなく、マジックを楽しむ観客が目にする広告からお金を取るという、既存の発想を完全に変化させたモデルです。このビジネスモデルの肝は、大前提として観客の"数"を世界中から集めなければいけないことです。圧倒的な観客の"数"がなければ、広告主にとって広告を出す魅力はありません。Mr.Googleは、メインイベントである検索マジック以外にも次々と新しいマジックを生み出し世界中で披露する事によってさらに爆発的に観客を増やしていく戦略に基づいて事業を展開しているのです。

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