先進の省エネデータセンター技術を結集--NEC本社内に「REAL IT COOLプラザ」開設 - 6/6

CNET Japan Staff

2008-11-06 17:24

 NECは11月4日、省エネルギーデータセンターのデモ・検証スペースとして、NEC本社プラットフォームイノベーションセンター内に「REAL IT COOLプラザ」を開設した。同社では2007年11月に省電力プラットフォームの開発や提供を中心とした環境配慮の取り組み「REAL IT COOL PROJECT」を発表している。REAL IT COOLプラザは、このプロジェクトに基づいて製品化されたハード、ソフト、ファシリティサービスを組み合わせ、省エネルギーを追求したデータセンター環境のモデルを構築したもの。工期は約1カ月弱。
 冷却に関しては、本社ビルの空調用冷水を利用することでさらなる省電力化を図っているという。データセンターのエネルギー効率を示す指標にPUE(Power Usage Effectiveness)がある。PUEは、データセンター全体の消費電力をIT機器の消費電力で除した値で、理論上の最高値は1.0となる。一般的なデータセンターでは、この値は3.0以上になるケースが多いが、REAL IT COOLプラザでは、実質的な理想値に近い「1.6」を実現できているという。NECでは、REAL IT COOLプラザを、独立行政法人科学技術振興機構(JST)や東京大学と連携して検討している次世代データセンターの検証サイト、次世代プラットフォームサービス「RIACUBE」の検証基盤としても活用し、ここで得た省エネデータセンター構築のノウハウを、NECグループの全国のデータセンターに展開していく計画という。

 冷却に関しては、本社ビルの空調用冷水を利用することでさらなる省電力化を図っているという。データセンターのエネルギー効率を示す指標にPUE(Power Usage Effectiveness)がある。PUEは、データセンター全体の消費電力をIT機器の消費電力で除した値で、理論上の最高値は1.0となる。一般的なデータセンターでは、この値は3.0以上になるケースが多いが、REAL IT COOLプラザでは、実質的な理想値に近い「1.6」を実現できているという。NECでは、REAL IT COOLプラザを、独立行政法人科学技術振興機構(JST)や東京大学と連携して検討している次世代データセンターの検証サイト、次世代プラットフォームサービス「RIACUBE」の検証基盤としても活用し、ここで得た省エネデータセンター構築のノウハウを、NECグループの全国のデータセンターに展開していく計画という。

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