“漏洩で 流れた社運”--日立システムが「セキュリティいろはかるた」を販売

田中好伸(編集部)

2008-12-10 21:40

 日立システムアンドサービス(日立システム)は12月10日、セキュリティ情報サイト「情報セキュリティブログ」内で企画した商品「セキュリティいろはかるた」を12月15日から販売を開始することを発表した。

 セキュリティいろはかるたは、“今日から始めるセキュリティ”をテーマに幅広い層へ向けて、情報セキュリティにおける大切なポイントとなる“ミニマムリテラシー”を「い」から始まり「京」で終わる“イロハカルタ”の形式にまとめたもの。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科で教授を務める武田圭史氏が監修、ゲームソフト「パラッパラッパー」のシナリオを手掛けた伊藤ガビン氏が企画・構成している。

セキュリティいろはかるた 「セキュリティいろはかるた」(価格は1800円)

 48句のうちの「け・ふ・こ・え・て」の5句は、一般応募のコンテストを実施、2000件の中から選ばれた。カルタは通常の遊び方はもちろん、絵札の裏に書かれたキーワードを使って遊ぶ「リバーシブルカルタ」もできるようになっている。

 同社の情報セキュリティブログは、情報セキュリティに関するキーワードや事例、ニュースなど最新動向を解説しており、2005年9月から公開されている。2006年12月には“楽しみながら学ぶ”をコンセプトに「セキュリティかるた」を発売している。

 日立システムでは2005年12月に、同社の元社長である名内泰藏氏が作成した、プロジェクトマネジメントに関する格言をカルタにした「名内泰藏 PM格言カルタ」を発売。また2007年12月にはシステムエンジニア(SE)の仕事を疑似体験する「SE出世双六」を発売している。

 セキュリティいろはかるたの価格は1800円、翔泳社のウェブサイト「SEshop.com」やアマゾン、紀伊國屋書店など主要書店で販売される。

ろ 情報漏洩で失うものは情報やお金だけではない

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