ネットエージェントは1月7日、年末年始期間(2008年12月27日から2009年1月4日まで)のPtoPファイル共有ソフト「Winny」「Share」「LimeWire/Cabos」の利用状況を調査し、結果を発表した。
Winnyのノード数は、調査期間中平均して約24万のノード数が観測された。この数値は、前年の同時期と比較して約80%と減少しており、この傾向は2007年度中盤以降続いている。ただし、日本国内でもっとも利用されているPtoPファイル共有ソフトであることに変わりはないという。
一方、調査期間中に観測されたShareのノード数は約17万となり、前年の同時期より約1割増えた。2008年のゴールデンウィーク期間中の数値と比較しても微増している。
北米や欧州で人気の高いLimeWire/Cabosは、調査期間中に平均して約260万のノード数が観測された。これは同時に調査したWinnyおよびShareのノード数を合計した約41万と比較して、約6倍以上という非常に高い数値となっている。
また今回の調査によって、WinnyおよびShareは日本を含む東アジアにおける利用割合が非常に高いこと、日本以外の東アジアではWinnyよりもShareのほうがより多く利用されていることが判明した。Winnyのノードの約96%が日本、Shareでは約95%となっており、東アジア全体ではWinnyが約97%、Shareが約99%となっている。南北アメリカやヨーロッパ、中東、アフリカ大陸などの各地域でも、数百〜数千ノードと少数ながらWinnyやShareの利用ノードが存在しているとのことだ。