ソフトベンダーという殻を破り始めたオラクル、注目は「今後」のM&A戦略

大河原克行 2009年04月21日 13時02分

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 OracleによるSun Microsystemsの買収は、OracleがM&A戦略をさらに大きく一歩進めるとともに、IT産業の大きな変革点を象徴するものになったといっていい。

 業績悪化により生死をさまよい続けたSunは、経営陣の刷新、構造改革、そしてMicrosoftの支援という延命策を施し続けたものの、最終的には独立した形での再生を断念せざるを得なくなった。

 オープン化の旗頭として、また対Microsoftの急先鋒として位置づけられたSunは、Oracleというソフトウェアベンダーの器のなかで事業をリセットすることになる。

 一方、Oracleはソフトウェアベンダーからハードウェアを含めた総合ITベンダーへと脱皮することになり、IBMやHPに対抗するポジションにも位置づけられる。

 OracleはすでにExadata事業でハードウェアビジネスに踏み出し、同社が持つBI製品との組み合わせにより、Oracleならではのソリューションを提供することに成功している。

 今回の買収ではハードウェアビジネスにサーバ製品が加わることになり、より戦略的な提案が可能になるともいえる。囲い込みといった動きも加速することになろう。

 一方で今後、他のハードウェアベンダーとの距離感をどう保つかは大きな課題だ。その典型的なケースとして今後注目すべきなのは富士通との関係だろう。

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