編集部からのお知らせ
解説:広がるエッジAIの動向
Check! ディープラーニングを振り返る

サン、「MySQL 5.4」発表--オラクルはどう動く?

文:Matt Asay(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2009-04-23 17:09

 Sun Microsystemsが「MySQL 5.4」を発表した。これまで1インスタンスあたり4コア対応だったのが、最新版では改善されている。Betanewsが報告しているように、MySQLは「プロセッサに複数のコアを搭載したx86サーバでは、最大16プロセッサ(16ウェイ)対応が可能となった」

 これはつまり、ウェブにフォーカスしたデータベースアプリケーションでリーダー的存在のMySQLが、エンタープライズ市場において本格的なプレーヤーとなったことを意味する。MySQLを所有することになったOracleがこのニュースを歓迎するとは思えない。

 調査会社Redmonkのアナリストを務めるStephen O'Grady氏は、MySQLはさまざまな方法でOracleを補完すると見る一方で、「MySQLは利ざやが低い製品であり利ざやの高い主力製品を(少なくとも一部では)脅かすため、Oracleの営業部隊はSunの営業部隊以上にMySQLを嫌うだろう」と述べている。

 Oracleは、MySQLを獲得することで大きなメリットを得るし、失うものもある。Oracleは他に類を見ないほどよく経営管理された企業だ。筆者の予想では、OracleはMySQLと対立するのではなく、活かす道を見いだすだろう。IBMが「Geronimo」を「WebSphere」の販売増に利用しているように、OracleがMySQLをプロプライエタリなOracleデータベースへのパイプ役として利用するとは筆者には思えない。

 むしろ、OracleはMySQLをウェブデータベースに確固として位置づける(また技術的に位置づける)だろう。結局のところ、OracleはMySQLの主要なストレージエンジンである「InnoDB」を所有しているのだ。冒頭に触れたMySQLの拡張性強化も、InnoDB次第だ。つまり、OracleはすでにMySQLの方向性を支配する手段を手にしているのだ。われわれはOracleが支配すると予想しておくべきだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]