Microsoftはマッシュアップツールプロジェクト「Popfly」を閉鎖する。同社の代表者が明らかにした。
MicrosoftがPopflyのベータ版を公開したのは2007年のことだ。当時、業界にはWeb 2.0のマッシュアップブームが吹き荒れていた。Popflyは、専門知識のないプログラマや趣味のプログラマが事前に構築された「ブロック」を利用してマッシュアップ、ガジェット、ウェブサイト、アプリーションを作成できるというもの。「Flickr」「Windows Live Spaces」「Virtual Earth」やニュースサービスなど、多数のウェブプログラミングブロックが提供されており、Popflyユーザーはこれを選択して利用できる。
Popflyのベータサイトには、同サービスが来月で閉鎖されるという告知文が掲載されている。
「サイトの訪問、ありがとうございます。残念ながら、2009年8月24日をもって、Popflyサービスは停止となります。全リソースは削除され、ゲームとマッシュアップを含むPopflyアカウントへのアクセスもできなくなります」
Popflyチームが7月16日付で掲示した閉鎖を知らせるブログ記事中、Microsoftの代表者は「創造力を表現したり、ソフトウェア開発を追求する」ことに興味を持っている人に対して、「Microsoft XNA」「Microsoft Kodu」「Microsoft Web Platform Installer」などのツールや製品をチェックするようにと助言している。
Microsoftはまだ、Popfly閉鎖の理由について(少なくとも公の場では)明らかにしていない。予算削減の犠牲になったというのが私の予想だが、新しい情報があれば更新したい。Todd Bishop氏が、Popfly閉鎖の理由は経済的な懸念であることを確認している。
(Popfly閉鎖は、“vasudevg”さんがTwitter経由で教えてくれた)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ