What's up man?
前回、プレゼンテーションを魅力的にする3つのポイントを挙げました。以下の3つを覚えていますか?
- 伝えたいことを明確にする(What)
- 伝えたいことを効果的に相手に伝える(How)
- 落ち着いてプレゼンテーションに臨む準備をする
今回は、プレゼンテーションの一番の目玉である「伝えたいこと」が明確になったと仮定し、2番目のポイントである「伝えたいことを効果的に相手に伝える」方法についてお話ししましょう。
伝えたいことを相手に効果的かつ魅力的に伝えるには、3つのテクニックがあります。それは、
- リスナーを魅了するストーリー
- リスナーを寝かせないテクニック
- 緊張しないためのテクニック
です。
リスナーを魅了するストーリーとは
テーマが魅力的であれば、プレゼンテーションでリスナーの共感を獲得し、あなたの世界に引き込めるはずです。色々な演出方法があると思いますが、あまり奇をてらった方法よりオーソドックスに相手を理解させ、共感させるストーリー作りをお勧めします。
英語道場流のストーリーは、6つの章で構成されます。
1. なぜ今、このテーマについて話すのか
プレゼンテーションのオープニングはリスナーの心をつかむ一番のチャンスポイントです。ここで面白くないと思われると、リスナーは爆睡モードの準備に取りかかってしまうので要注意。ここでは、まず今回のプレゼンテーションのテーマを明確にします。回りくどい説明はいりません、とにかくなるべくシンプルな表現でテーマについて話します。今回のプレゼンテーションで何を証明(説明)したいのか、それはどんな意味があるのかをシンプルかつ明確な表現で説明するのです。
スライドはごちゃごちゃ字を並べるのではなく、シンプルかつ明確な表現の個条書きで充分です。また、リスナーの集中力を継続させるために、どんなストーリーで説明するのか全体像の説明をするといいでしょう。全体を示されることによって、リスナーは各章で何が話されるのか想定できるので、次の章への期待へとつながります。
2. 課題の明確化
あなたのプレゼンテーションは、何かの課題に対する問題意識や、新たな発見があるはずです。課題は変化の源泉ですので、リスナーが課題を共有し納得しなければ、プレゼンテーションはそこで終わります。事前にリスナーの属性をきちんと想定し、リスナーと課題が共有できるような表現が重要になります。