私の情報筋は多少期待しすぎていたようだ。MicrosoftウォッチャーのSteven Bink氏は正しかった。Microsoftは「Exchange Server 2010」をRTM(製造工程向けリリース)段階にする前に、同サーバソフトウェアの新しいテストビルドを公開した。
米国時間8月18日、MicrosoftはExchange 2010のRC(リリース候補版)1を公開した。Exchange 2010は当初の計画通り、2009年末に正式版出荷を予定しているとMicrosoftは述べたが、それ以上の詳細についてはコメントを避けた(私個人は、Windows/Exchange Server 2010の法人向けのローンチイベントが今年10月にスタートすることを考慮すると、比較的すぐにRTMになると予想している)。
Microsoftは現在、Exchange 2010を社内で実装しているところだという情報も耳にしている。MicrosoftのExchange 2010担当者はいま頃、完全には完成していない製品を数万単位のメールボックスに拡張したところ次々と見つかったバグを修正する作業に追われていることだろう(少なくともそう推測するのが理論的だ)。
Microsoftの公式Exchangeブログの最新投稿によると、世界で1000万人以上の人がExchange 2010のオンラインサービス版をテストしているという。Microsoftの担当者は、「Microsoftの歴史上、サーバ製品としては最大規模のベータ」と記している。
Microsoftは同日、「Forefront Security for Exchange 2010」のRC1も公開している。Forefront Security for Exchangeは、Exchangeユーザーをマルウェアやスパムから保護する法人向けのセキュリティ製品となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ