#hashtag(ハッシュタグ)
Twitterチームによるアイデアではなく、ユーザーたちによって考え出された使い方から出てきたTwitterの規約として、ハッシュタグというものもある。ハッシュタグとは、基本的にキーワードのことである。例を挙げると#techrepublicもハッシュタグだ。ユーザーがTechRepublicの記事へのリンクを投稿する場合、その投稿がTechRepublicに関係するものであることを示すために、つぶやきの最後に#techrepublicというハッシュタグを付加することがしばしばある。よく使われるハッシュタグとしては例えば、#windows7や#iphoneなどがある。(訳注:日本語の投稿でハッシュタグを用いる場合、タグの前後に半角スペースが必要。また、タグ文字列の最後の1文字がアルファベットになっていなければならない。)
ハッシュタグを指定した検索を行うことで、特定のトピックについてTwitter上で交わされている会話をすべて読むことができるようになる。またこれは、特定のトピックについて定期的に投稿しているユーザーを探し、彼らをフォローするための良い方法でもある。
なお、ハッシュタグでは大文字/小文字が区別されないということに注意してほしい。つまり、#techrepublicは#TechRepublicと書いても、#TECHREPUBLICと書いても同じハッシュタグとして扱われる。
リンクの投稿
Twitterでよくつぶやかれるものの1つに記事やブログ投稿、動画などへのリンクがある。最もフォローする価値が高い人々のなかには、役に立つリンクを投稿するユーザーも含まれている。このことはつまり、皆がつぶやいている旬の話題だけでなく、Twitterで話題にされていない優れたストーリーを発掘できるということを意味している。
問題は、Twitterにおけるつぶやきが140文字以内に制限されている一方、ほとんどの記事のURLは50文字以上あるという点にある。つまり、URLを入れると、記事の見出しや、記事に関するちょっとした意見がほとんど書けなくなるわけである。このため、Twitterにリンクを書き込む際、ほとんどの人はTinyURLなどを利用してURLを短縮している。筆者もBit.lyというURL短縮サービスを愛用している。Bit.lyはURLを20文字前後に短縮するだけでなく、ユーザーが作成した短縮リンクすべてについて基本的な解析を行ってくれるというのが愛用の理由である。
デスクトップクライアント
Twitterを常用しているユーザーは、twitter.comからアクセスできるウェブページをあまり利用していない。彼らはTwitterに関わるほとんどの操作を行う場合、机の前で作業している際にはデスクトップクライアントを、また外出時にはスマートフォンクライアントを利用している。
TwitterのデスクトップクライアントとしてはSeesmicやTwhirlも人気が高いものの、最も広く利用されているのはTweetDeckである。TweetDeckはWindowsおよびMac OS、Linuxに対応しているAdobe Airアプリケーションだ。このアプリケーションでは、Twitter上であなたがフォローしている人のつぶやきや、言及、ダイレクトメッセージ、ハッシュタグ検索といったもの毎にカラムを分割して表示するようになっている。
TweetDeckの大きな特長の1つに、グループ作成機能がある。例えば筆者の場合、「Tech Journalists」(ITジャーナリスト)と、同僚用の「CBS Interactive」というグループを作成し、つぶやきをそれぞれのカラムに表示させるようにしている。また、TweetDeckには自動リフレッシュという便利な機能もあり、オープン状態で放置しておくだけでリアルタイムに状態が更新されるようになっている。
ウェブブラウザからTwitterを利用することにこだわるユーザーであっても、twitter.comでしか同サービスにアクセスできないというわけではない。TweetvisorはブラウザベースのTwitterクライアントであり、Twitterの標準的なホームページに比べるとずっと豊富な機能が用意されている。また、PowerTwitterやTwitterFox、Twitbinを始めとするさまざまなFirefoxプラグインによって、ブラウザ上でのTwitterの使い勝手を向上させることができる。